西田敏行（にしだ としゆき）さ…
日本時間の１８日夜から
アメリカ議会の下院は
自分の政治的利益のために
ウクライナへと圧力をかけた
権力乱用疑惑や
議会による調査を
妨害したとして
トランプ大統領の
罷免を求める
弾劾訴追の件を
審議していました。
＊罷免（ひめん）とは
公職、官職に就いている
本人の意思とは関係なく
職を辞めさせることです。
目次
弾劾訴追は
だんがいそつい
と読みます。
なじみのない言葉ですよね。
弾劾訴追とは
なんでしょうか？？
それは身分が保障された
官職にある人物を
義務違反や非行の理由で
議会の訴追によって
罷免するための
処罰する手続きが
進むことです。
ひらたくいうと
えらい人を辞めさせるために
議会のみんなで
問題に関する様々な
客観的な事実に基づいて
指摘を行い罰するための追求です。
決議案は可決されました。
トランプ氏の罷免を求める
声が相次いだ
本会議は開始から１０時間を超えて続き
ついに弾劾訴追を行うことが可決されました。
権力乱用の条項
賛成230 反対197
議会妨害の条項
賛成229 反対198
つまり、議会で、簡単には
大統領自身に関する問題を
事実・証拠等を示し
罷免することはできないのですが
それ自体ができるようになりました。
これには非常に重たい意味がありますよね。
通常では、ダメなことなんですから。
ざっくり関係性を表すと
■下院
弾劾「訴追」可決 この場合の訴追は＊一般的な刑事事件の起訴にあたる
↓
■上院
弾劾「裁判」可決されれば ＊上院での三分の二以上の賛成が必要となる。
↓
罷免
これにより、弾劾裁判が年明けに開始されます。
ジョンソン大統領と
クリントン大統領に次いで
アメリカ史上３人目です。
年明けに弾劾裁判を開始する方針だそうです。
トランプ氏が「有罪」となり罷免されるには、
上院議員３分の２以上の賛成が必要となる。
５３人の共和党上院議員のうち２０人以上の造反が必須で、
可能性は極めて低いとされますが、
政治的に牽制する意味合いもあるようです。
クリントン氏、アンドルー・ジョンソン氏が１８６８年に弾劾訴追されている。両氏とも上院で無罪となり、罷免されていません。
年明けに弾劾裁判が開催されますが、
来年は大統領選挙を控えており
それを意識した動きだったとの見方もあります。
トランプ大統領の弾劾訴追に関連する記事です。
2019.12.19 12:31 CNN
米下院は１８日、トランプ大統領が重大な犯罪と不正行為にかかわったとして、弾劾（だんがい）決議案を賛成多数で可決した。大統領が弾劾訴追されるのは、米国史上３度目。
弾劾訴追を受け、ミシガン州で開かれた集会で演説していたトランプ大統領は、「不法かつ憲法違反で党派の偏った弾劾により、何もしない民主党は、米国の有権者に対する深い憎しみと侮辱を宣言した」と強く反発、最後には自分が勝つと宣言した。
2019年12月19日11時46分 時事ドットコムニュース
【ワシントン時事】米下院本会議は１８日、トランプ大統領を弾劾訴追した。ウクライナ疑惑をめぐる「権力乱用」と「議会妨害」のいずれの訴追状案の条項も野党民主党の賛成多数で可決した。大統領の弾劾は米史上３人目。トランプ政権に影を落としてきた与野党の対立は頂点に達した。
2019年12月19日 18時12分 NHK NEWS WEB
アメリカのトランプ大統領がウクライナ疑惑をめぐる権力の乱用と議会への妨害で弾劾訴追され、年明けにも弾劾裁判が開かれることになりました。裁判を開く議会上院は与党・共和党が主導権を握るため罷免の可能性は低いとみられますが、大統領選挙をにらんだ政治的な対立で国民の間で分断が深まることも懸念されています。
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